80's
『豆炭とパソコン』のひとり旅。

第1回

darlingです。つまりは著者の糸井重里です。
まっ先に、お伝えします。
もちろん読者プレゼントのお知らせに決まってますよね。
この『豆炭とパソコン』(世界文化社・刊/1400円)
読者プレゼントいたします。
まだまるいさんと話し合ってもいないけれど、
30冊を、30名の方々に差し上げます。
いやだと言われても著者サイン入りにします。


『豆炭とパソコン』
糸井重里著
1400円
世界文化社
ISBN: 4-418-00520-X


欲しい方は、[email protected]
まで、住所・氏名・電話番号を書いて、
メールで応募してください。
必ずメールの件名欄に
『豆炭とパソコン』と記してくださいね。

締め切りは10月20日(金曜日)の5時まで。
当選発表は、このページでやります。
外れた方は、10月20日から書店で発売中なので、
ぜひ買って下さい。

では、まるいさん、第一回をお願いしまーす。



「80代からのインターネット入門」。
「ほぼ日」愛読者の皆さんには
きっと懐かしいコンテンツではないでしょうか。
そう、去年6月から今年1月にかけて
「ほぼ日」に連載された人気企画のひとつです。
その「80代〜」が、なんと
『豆炭とパソコン』というタイトルの単行本に姿を変え、
10月20日に発売される運びとなりました。

一体どんな経緯があって、この本が出来上がったのか?
もちろんそこには糸井さんを始めとする制作スタッフの
いろいろな思惑や試行錯誤があったわけですが、
そこらへんの裏事情やら、今なら笑える苦労話やらを、
「せっかくだから『ほぼ日』で連載してみよう!」
という糸井さんの指令により、
この本の編集を担当させていただいた私ことマルイが
ちょっとだけ綴ることになりました。
しばらくの間、よかったらお付き合いください。

それでは先ず『豆炭とパソコン』はどんな本なのか?
というあたりからお話を始めましょう。

ご承知の方も多いと思いますが、
この本の元になった「80代〜」というコンテンツは、
糸井さんが前橋在住の「母A」
(=幼少の頃、ご両親の離婚で別れて以来、
  ほとんど会うことがなかった実の母)に
ある日iMACを送り、
その「母A」とメール交換が
できるようになるまでのお話を、
パソコンの指南役「南波先生」のレポートと
糸井さんのコメントという形で連載したものです。
(「80代〜」の連載原稿は
「ストックルーム」でいつでも読むことができます。)

そして単行本『豆炭とパソコン』は、
糸井さんが「80代〜」という連載を通じて感じたことを、
さまざまなエピソードを交えながら綴った読み物です。
したがって、この本は
「80代〜」を単に丸写しした本でもなければ、
「これさえ読めばインターネットができるようになる」
といった実用書の類でもありません、念のため。
そんなわけで、パソコンやインターネットに
とりたてて興味があるわけじゃないんだ、という人にも
案外興味を持って読んでいただけるのではないか
と思います。

さていよいよ、その本がどんなふうに作られていったか、
というお話に入るわけですが、
それは次回から始めることにいたしましょう。

2000-10-19-THU

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